宗教&インテリジェンス(旧harmonyのブログ)

世界−人類−日本、皆が幸福になる知を探究します。

2020年2月のブログ記事

  • ユダヤ苦難史から学ぶ武漢肺炎克服 -「屋根の上のバイオリン弾き」から

    1.何故、帝政ロシア時代のユダヤ人物語が60年代のアメリカで大ヒットしたか? 「屋根の上のバイオリン弾き」は、1964年からアメリカで始まり、3242回続いたロングラン・ミュージカルですが、ユダヤ人作家、ショーレム・アレイヘムが1894年に書いた「牛乳屋テヴィエ」が原作です。日本では、1967年か... 続きをみる

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  • アメリカ・キリスト教・市民の銃〈銃と平和4〉

    1.アメリカ独立と、世界に響いた銃声 アメリカの独立は困難なものでした。当時のアメリカには、独立派、中立、王党派(イギリス支持)の住民の割合が同じくらいで、独立派の勢力は充分でなく、王党派の力は根強いものがありました。要するに、独立戦争は、独立派に対し、王党派+大英帝国という構図で、独立派は圧倒的... 続きをみる

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  • カール・マルクスの鬼子現代中国 〈Coffee break〉

    共産主義と人民の不幸 マルクスはエンゲルスへの手紙で「ロシア人は信用できない。奴らが動くと、悪魔も逃げ出す」と書きました。世界初の共産主義革命が起きたのは、マルクスが軽蔑したこのロシアでした。今はもっと驚く展開でしょう。21世紀、共産党が支配する最大の国家は中国です。ヨーロッパの先進国から共産主義... 続きをみる

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  • 歴史的大転換とは如何なることか?

    1.第二次大戦前・後の驚くべき変化 中国が崩壊に向けて急進し、異端児トランプが世界を変えようとし、イギリスはEUを離脱しました。今、世界は、歴史的大転換期に突入しました。今回は、第二次大戦を例にとり、歴史における大転換とはどんなものであるか考えます。51年前の1969年に書かれた、国際政治の古典的... 続きをみる

  • 銃と平和3 -危険な世界と安全大国・日本-

    銃を考える背景は、現実の世界が危険だからです。ここでは、世界がいかに危険であるか、反対に、日本がいかに安全であるかを、ふたつの統計を通して理解してみたいと思います。ひとつは、イギリスのエコノミスト誌が調査した「国家平和度指数」で、戦争やテロの危険レベルを基準に、諸国における平和度・危険度を調査した... 続きをみる

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