1.人生の初めと終りをはっきりさせる西洋 「東洋人の生と死は、本の1ページだ。ページをめくれば、次のページが出て、新たな生と死がくり返される。それに比べ、西洋人の生と死は、1冊の本で、初めと、終わりがある」。 これは、オーストリアの貴族で、日本人の母(青山光子)をもつ、リヒャルト・グーデンホーフ・... 続きをみる
2020年7月のブログ記事
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2004年に、『銃を持つ民主主義-「アメリカという国」のなりたち』(小学館)という本が出版されました。著者の松尾文夫氏は、共同通信社でワシントン支局長を歴任したジャーナリストです。本書は、日本エッセイスト協会賞を受賞し、2007年には英訳され ”Democracy With a Gun: Amer... 続きをみる
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スイスは、永世中立国として、長くヨーロッパでの戦争に巻き込まれることなく、平和を維持しました。スイスが平和を守った国家戦略は「武装中立」です。充実した自己防衛力を持っていたため、第一次、第二次大戦でも、ドイツはスイスに侵攻しなかったのです。今、NATOの壁に守られた、スイスをめぐる国際環境は安全で... 続きをみる
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1. ドン・キホーテが教えるもの ルネッサンス期に、セルバンテスが書いた「ドン・キホーテ」は、世界史上、最も多く読まれた小説で、その数、何と5億冊。日本でも、松本幸四郎(白鸚)さん演じる「ラ・マンチャの男」はドン・キホーテをもとにしたミュージカルで、これも1300回というロングランを達成しました。... 続きをみる