宗教&インテリジェンス(旧harmonyのブログ)

世界−人類−日本、皆が幸福になる知を探究します。

2019年11月のブログ記事

  • 「日本沈没」を想定した国家戦略 -強靭国家の条件-

    1.「黙示録」は生存戦略の書 今から50年前、小松左京氏の『日本沈没』が500万部というベストセラーになりました。単なるSFというより、科学的解説に支えられた、近未来小説のようです。これは、日本型「黙示文学」といえます。ユダヤ・キリスト教は、ノアの方舟と大洪水や、「黙示録」のような、悪なる世界が滅... 続きをみる

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  • トランプのアメリカと、文明破壊者・中国との対決 

    1.アメリカがなければ窒息死する世界 司馬遼太郎さんは、33年前の1986年、『アメリカ素描』で、「もしこの地球上にアメリカという人工国家がなければ、私たち他の一角にすむ者も息ぐるしいのではないでしょうか」と言いました。司馬さんが、文明的考察のすえ、アメリカと人類との関わりについて述べた言葉です。... 続きをみる

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  • 21世紀のサムライは日本史の異端児から学べ

    1.冒険を忘れた日本人 私達は、長く平和と繁栄を享受し、変化を避け安定を求める思考が染みついています。ところが、これは未来の発展の可能性を閉ざすものです。例えば、留学を例に挙げれば、外国で学ぶということは、危険と負担を覚悟し、人一倍努力をして何かを獲得することですが、日本人の海外留学生は年々減少し... 続きをみる

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  • 西洋の「個」と東洋の「つながり」、東西・発想の違いと世界平和

    1.西洋的個人主義の限界 西洋文明は、自由、平等、博愛という人権思想で民主主義社会をつくりあげ、人類の幸福増進に貢献しました。しかし、いまだに国際社会は、葛藤、対立により深い苦悩を抱えます。国連は、基本的人権と人間の尊厳を掲げ、平和実現に努力していますが、葛藤は解消できず、力の限界を示しています。... 続きをみる

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  • 2012年・瓦解が始まった東アジア圏 -中国・韓国の運命-

    1.2012年の転落開始と2017年の立て直し開始 いま、考えてみると、中国が、拡張政策を積極化して世界の脅威となり、韓国に、北朝鮮にならって共産革命をめざす文在寅政権が立つなどという、驚愕の事態の、そもそもの発端は2012年に開始されました。 この年に、中国では習近平政権が立ち、世界制覇に歩を進... 続きをみる

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  • 習近平は反儒教・異端の皇帝 ー日本は現代版モンゴル帝国にどう対抗するか?ー 

    1.儒教は世界で最も成功した保守主義 儒教の影響力は中国人社会では圧倒的です。中国人より日本人の方が、儒教に関する本を読みよく知っているという指摘もありますが、それはどこまでも知識で、中国人にとっての儒教は、あえて本などで学ばなくとも、骨身に染みついている生活信条です。 中国史において、儒教の重要... 続きをみる

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  • 隠れた宗教・儒教と日・韓・中の未来

    1.日・韓・中は「儒教」を共有するという基本認識 特殊という選民思想を捨て、虚心に日本の進むべき道を探ってみましょう。アジアと日本の同質性を考えるとき、「儒教」というキーワードに注目すべきです。日、韓、中三国は、儒教的価値観を共有しています。儒教は、東アジア諸国の今を知り、未来を予測するキーワード... 続きをみる

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