宗教&インテリジェンス(旧harmonyのブログ)

世界−人類−日本、皆が幸福になる知を探究します。

2020年1月のブログ記事

  • ソ連・チェルノブイリ事故と中国・コロナウィルス〈ソ連邦崩壊の教訓〉

    1.チェルノブイリ事故から5年でソ連崩壊 中国の新型コロナウイルス感染と類似した歴史的事件は、旧ソ連で1986年4月26日に起こったチェルノブイリ原発事故です。この悲劇的事故はソ連と社会主義圏の崩壊を加速させました。事件の3年後の1989年にベルリンの壁が崩壊し、翌年にドイツは統一され民主主義国家... 続きをみる

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  • 中国は崩壊、それとも延命?-「経済・カネの目」と「歴史・心の目」-

    1.テレビの中国認識・ネットの中国認識 テレビ朝日の「朝まで生テレビ」やNHKなど、テレビ局の中国問題の見解を聞いていると、共通する立場があることに気づきます。中国の人権弾圧などは極力沈黙し、GDP世界第2の超大国で、今後も共産体制を維持し、発展を続けると展望していることです。保守派だと思える人々... 続きをみる

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  • 銃と平和2 -衝撃的な映像と銃の意義-

    1.ふたつの犯罪ケースと銃による正当防衛 銃について論じるとき、まず考えるべきは、観念ではなく、すぐれて現実の問題であるということです。それも、人々に大きな悲劇をもたらす、犯罪という現実に対処することです。そのため、最近、アメリカで起こった犯罪の映像を分析します。これは銃をめぐる様々な事柄を示唆し... 続きをみる

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  • バビロンに留まったユダヤ人・サッスーン家の数奇な運命

    エルサレムに帰らず、バビロンにのこったサッスーン家 中東問題などで、テレビのコメンテーターとしても活躍しておられる、放送大学名誉教授、高橋和夫氏の講義のなかに興味深い内容があります。紀元前537年ごろ、ユダヤ人は、ペルシャのクロス王によってバビロン捕囚から解放され、エルサレムに帰還しました。しかし... 続きをみる

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  • 銃と平和 -世界の安全のために- 〈1〉

    はじめに -日本人は「銃」について考える必要はないのか? 本稿は、日本において、「銃」というものを考える契機にしていただくことを目指します。現代の日本で、「銃」を考えるなどという提案は、おおくの人にとって、腑に落ちない、突拍子のないものでしょう。「コトダマ」を感じとる日本人の感性では、空恐ろしい「... 続きをみる

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  • 反グローバリズムと映画・スノーデン

    1.トランプ大統領当選で気づいたオリバー・ストーン監督 昨年11月、『スノーデン独白-消せない記録-』が出版され、2013年、ロシアに事実上亡命した元米情報機関員エドワード・スノーデン氏にふたたび注目が集まっています。ここでは、2016年に制作された映画「スノーデン」と、監督のオリバー・ストーン氏... 続きをみる

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